ニートがやる気の出ない日常を脱出する7つのステップ
「そろそろニートを脱出したい。なのに、どうしてもやる気が出ない」という人は多いですよね。
『意志が弱いから』と自分を責めてしまう前に、実はやる気が起きない原因があることを知っておきましょう。
今回は、本気でニートをやめたい人のためのやる気を復活させる方法を紹介します。
ニートから脱出したいけどやる気が出ない!
ニート生活が長く続いてしまうと、「このままじゃダメだ」「こんな生活やめたい」と感じる日が多くなっていきます。
どうにかしたいという気持ちは強いのに、一方で具体的にどうすればいいのかわからず、やる気が出ないということもよくあります。
「あ〜あ、また今日も何もしなかった。自分はなんてダメなやつなんだろう」。そんなふうにやる気がない自分を責めてしまうこともありますよね。
でも本当の原因は、あなたが「やる気のないダメな若者だから」ではありません。
実は、やる気を出せるような環境が整っていないからなんですね。
やる気を出すためには、環境づくりと続けていける道のりが必要。ニートでもできるやる気を出すための方法を見ていきましょう。
ニートがやる気の出ない日常を脱出する7つのステップ
これから紹介する7つのステップをたどっていけば、自然とニート脱出へとつながっていきます。
基本的にはステップ(1)から順番に進めていくのがいいですが、飛ばしたり戻ったりしても大丈夫ですよ。
(1)心と体をしっかり休めよう
なにはともあれ、まずは、心と体をしっかり休ませましょう。
やる気が出ない・やる気が続かない理由のひとつに、心と体がやる気を出せる状況にないからというものがあります。
やる気があると、どんどん新しいことにチャレンジしていきます。
新しいチャレンジをするには体力と気力が必要。心と体の調子が整っていないのに、やる気だけが出てしまうとボロボロの心と体に無茶をさせることになってしまいます。
そのため、心と体の方がわざとやる気が出せないようにすることがあります。これは自分を守るための本能的な防衛システム。
心と体の声に従って、まずは心と体をきちんと休めることから始めましょう。
眠いときは眠いだけずっと寝てみましょう。何も考えずにぼーっと過ごすのもいいですね。
時間を好きなように使い、自分を許すというのもとても大切ですよ。
(2)生活習慣を整えよう
十分に休息の期間を取ったら、活動に向けて少しずつ生活習慣を整えていきましょう。
やる気を出して、長く走っていくためには日々の体調・精神管理はとても重要です。これはニートからの脱出に限らず、社会生活をするようになっても同じ。
毎日のなかでどうしても出会ってしまうストレスや疲れも、正しい生活習慣をしていればその都度、解消できるようになります。
睡眠について:
- いつも同じ時間に寝て起きよう
- 寝る前のスマホ・パソコン・テレビはやめよう
- 起きたら最初に日光を浴びよう
食事について:
- タンパク質と野菜をたくさん食べよう
- ビタミンBとビタミンCはサプリメントで補おう
- 小麦粉系の食材は減らそう(パン・麺など)
- 砂糖の入ったお菓子はできるだけ減らそう
運動について:
- 身体を柔らかくするストレッチをしよう(ラジオ体操でもOK)
- ゆるい有酸素運動をしよう(ウォーキングやヨガなど)
- 体幹を鍛えよう(インナーマッスル)
まずは、上に書いたようなポイントを生活の中で実践してみてください。
もちろん、「合わないな」と思ったものは止めてもいいし、自分に合った方法を探してみるのもおすすめです。
(3)「ある」に目を向けてみよう
生活習慣の改善と合わせて取り組みたいのが、意識の改革です。
何かしらの理由でニートになってしまった人のほとんどは、「なんで自分ばっかりこんなに不幸なのか」と感じていると思います。
実は、「お金がない」「仕事がない」「やる気がない」など、「ない」ものばかりに目を向けていると幸せがどんどん遠くなっていきます。
この瞬間から、あなたにもたくさんのものが「ある」ことに気付いてください。
たとえば、生きるために必要な空気はいつもそこにあります。しかも無料です。
太陽の出ない国もあります。心地よい風、美しい四季も日本だから体感できるものかもしれません。
蛇口ひねったら透明な水が出ます。世界の貧困な国では子供が地雷原を歩いて亡くなります。水を取りに行くために通らなければいけない道なのです。
私たちはもうすでにたくさんのモノを持っています。今日からぜひ、あなたのそばに「ある」ものに気付いて、感謝してみてください。
月収2万円の清掃員から資産500億円までのぼりつめたトニー・ロビンズのインタビュー。
困った状況からでも「感謝できる物事を探し、それに喜びを見出して『何があろうと喜びを選ぶ』」。
彼にとって、幸せは与えられるものではなく選び取っていくもの。幸せは選択できるものなんですね。
(4)1日の課題をひとつだけ決めよう
だんだんと体が動くようになってきたら、達成感を得るために1日の課題をひとつだけ決めて実行してみましょう。
ポイントは、1日に設定する課題はひとつだけ、というところ。
ニートになってしまう人のなかには、実は完璧主義な人も多く、あれもこれもといくつもの課題を設定してしまい、結局全部はできなかったと落ち込むこともよくあります。
大切なのは、「できた!」という達成感を得ることですから、絶対にやっておきたい課題はひとつだけにしましょう。
それも、難しい課題ではなく、できれば30分以内に終わるような簡単なものがいいですね。
たとえば、「皿洗いをする」「トイレ掃除をする」「本棚を片付ける」など、身の回りをキレイにしていくことを合わせるとさらにGOOD!
そのあとの時間は好きに使ってOK。体力とやる気があるときは、他のやっておきたいことを進めるのもいいですね。
また、課題が達成できなかったときは「まっ、いっか」を口癖にすること。1日ごとにリセットする気持ちを大切にしてみてください。
(5)理想の将来像を想像してみよう
いよいよ、将来に向けて動き出します。このステップくらいまで来ると、結構やる気が出てきたのではないでしょうか。
そう。あなたは何にでもなれるし、なんでもできるんです。
今まであきらめてきたかもしれない『将来の自分』について、ここで少し考えてみましょう。
将来を想像するポイント:
- どんな暮らしをしている?(過ごし方や生活環境)
- どんな仕事をしている?(職種や働き方)
- どんな人間になっている?(見た目や振る舞い)
- どんな人たちと一緒にいる?(仕事仲間・友人・恋人)
将来のあなたが理想とする人生をいくつかのポイントから考えてみてください。
「何も思いつかないよ」という人は、YouTubeのVlogなどで世界中の人々の暮らしを見てみるのもいいですね。
あるいは、現状に不満があるということは何かしら「変えたい」と思っている部分があるということ。
日常の不満に思っていることがあるなら、『その不満をどう変えたいのか』をヒントに理想の将来像を考えてみることもできます。
(6)将来に必要なものを考えてみよう
次に、理想の将来像に近づくために必要なものは何かを考えてみましょう。
たとえば、世界で活躍するような仕事をするなら英語は必要ですよね。働く地域によっては、中国語やフランス語かもしれません。
自然豊かな地域で暮らしたいなら、地方でも働ける仕事を探すか、インターネットを使ったフリーランスや個人事業主として働ける仕事を身に付ける必要があります。
カッコいい理想の自分の見た目はどんな感じですか。髪型は、服装は、身に付けているスキルはなんですか。
こんなふうに、将来の理想的な『あなた』が持っているだろう要素をひとつずつあげていきましょう。
これからのあなたが何をするべきなのかが見えてきます。それはあなただけのライフプランです。
(7)毎日、一歩ずつ進んでみよう
将来に向けて、これからの自分が何を必要としているのかがわかってきたら、あとは毎日、一歩ずつ進んでいくだけです。
このときも、最初の方のステップで学んだことを忘れないようにしてください。
歩いていくために大切なポイント:
- 生活習慣はきちんと整えよう
- 「足りている」「ある」を忘れずにいよう
- 1日の課題は1〜3つまでにしよう
- 疲れる前に心と体を休めよう
理想の将来がわかってくると、やらなくちゃいけないことが急にたくさん見えてきて、あれもこれもと焦ってしまう時期があると思います。
でも、焦る必要はありません。未来はちゃんとあなたを待ってくれています。
課題はできるだけ細かく段階を分けたうえで、「今日はこれだけやる」と最小限の課題に集中するようにしましょう。
また、休息は絶対に必要です。世界の成功者になるほど、休息の質をとても大切にします。
やる気が出ないのは、「休みなさい」というあなたを守ってくれている身体からのサイン。やる気が出ないときこそ、自分を大切にしてあげてくださいね。