ニートやフリーターから公務員になるには?
ニートやフリーターから社会復帰を目指すとき、民間企業で正社員になるより公務員になる道に魅力を感じる人もいますよね。
今回は、職歴に不安のあるニートやフリーターから公務員を目指す方法について見ていきましょう。
ニートやフリーターから公務員になるのは無理?
ニートやフリーターからでも公務員を目指すことはできます。
公務員にもたくさんの種類があって、公務員試験の難易度や受験資格も細かく違います。
地方公務員試験の一般採用枠であれば、職歴に自信のないニートやフリーターでも合格の可能性が出てきます。
一度、公務員として働けるようになれば、福利厚生もしっかりしていて勤続年数によって給料が上がっていくので安定職に就きたい人にはピッタリです。
ただし、試験を実施する自治体によって、年齢制限は大きく変わるので注意しましょう。21歳までのところもあれば、59歳まで受け入れるところもありますよ。
ニートやフリーターが民間企業と公務員で迷うなら?
ニートやフリーターからでも公務員にはなれますが、正直に言うと、民間企業に就職する方が簡単だったりします。
もしも、民間企業と公務員で迷っているなら、まずは就職エージェントなどの専門家に相談してみた方がいいでしょう。
就職エージェントでは一対一の個別相談で、あなたの希望に合ったキャリアプランや就職活動の方法を教えてくれます。
素人が一人で考える将来像では失敗の可能性も高くなります。迷っているときこそ、第三者の専門家の意見を聞いてみましょう。
ちなみに、就職エージェントは選考を受けなかった場合でも、すべてのサポートが無料です。
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ニートやフリーターにおすすめの公務員の職種とは?
次に、ニートやフリーターからでも採用されやすい公務員のおすすめ職種を見ておきましょう。今回は、地方公務員試験を受ける場合を考えていきます。
※国家公務員試験はかなり厳しいのでここでは説明をはぶきます。
各都道府県と政令市での行政事務
各地の行政関係、市町村区役所の事務職員がここにあたります。地方公務員試験を受ける人ニートやフリーターっては、最もポピュラーな仕事と言えます。
心理・福祉職
各地の行政に所属する心理カウンセラーや福祉関係の相談員を指します。学校や福祉施設に相談員として派遣されている人たちです。
技術職
機械工学や土木などの技術を活かせる仕事です。各地行政では道路・水道などのインフラ整備をするのに専門の技術職を採用しています。
他にも農業や漁業等の整備、管理も含まれます。
警察官、警察職員
その名の通り、警察官として働くための試験です。警察官だけでなく、警察内部の職員(事務等)で働く場合の試験もあります。
消防官
こちらも名前の通り、消防官として働くための試験です。警察官同様、試験では筆記だけでなく身体検査も行われます。
地方公務員試験の内容とは?
公務員試験にはいろんな内容があり、それぞれの試験によっても少しずつ違ってきます。
ここでは、公務員試験に見られる試験内容を大きく分けて見ていきましょう
筆記試験
どの試験でも一次試験は筆記であることが多いです。
筆記は「教養試験」「専門試験」で選択式、さらに「論文」が入っている場合もあります。
筆記試験の内容は、行政事務だけを見ても各都道府県によって違います。
基本的な知能の分野である国語、英語、数学系の問題。知識としての分野である社会学、人文科学などの問題が出題されます。
選択式ですが範囲がとても広く、最も勉強時間が必要な出題でもあります。
人物試験
いわゆる面接です。「個別面接」や「集団面接」「集団討論」「プレゼンテーション」の方式があります。
どの形の面接かは各試験や都道府県によっても違います。なかには二次、三次と面接があるところもあります。
ニートやフリーターから公務員を目指す場合は、この面接がネックという人も多いでしょう。
ただでさえ難しい公務員試験で、空白期間を説明するのは民間企業での面接よりも難しいからです。
公務員試験の勉強方法とは?
これまでニートやフリーターから公務員試験に受かった先輩たちは、具体的にどんな試験対策や勉強をしていたのでしょうか。
勉強や対策について、いくつかの選択肢を見ておきましょう。
独学
最も多いのが独学での勉強です。
最近は、参考書も手軽に書店で買えますし、専門試験用の通信講座で効率的に勉強できる環境も整っています。
勉強にお金をかけたくない人や、まだ年齢的にも時間の余裕がある人、自分のペースで勉強したい人には独学が向いています。
専門学校、予備校
次に多いのが専門学校や予備校に通う方法です。有名どころでいえば、大原などの全国展開の学校もありますよね。
専門学校には夜間部などの社会人でも通いやすいコースもありますし、予備校や短期集中の社会人向けスクールも見つけることができます。
自分で勉強する自信がない人、より確実に効率的な勉強がしたい人、時間がなくて一発合格を狙いたい人などに選ばれています。
よく選ばれている専門学校・予備校としては、大原、EYE、TACなどがあります。
公務員試験におすすめの通信講座は?
ニートやフリーターから公務員試験を目指す人のなかには、自分のペースで勉強したい人もたくさんいます。
そんなときにおすすめなのが、公務員試験対策ができる通信講座です。公務員試験に対応しているおすすめの通信講座を紹介しておきます。
< おすすめポイント >
- インターネットでの配信講義とテキストを使ったオンライン型講座
- いつでも、どこでも、何度でも自分のペースで学べる
- 細かいカテゴリで講義が分かれているから必要な分だけ学べる
- プロの講師による個別指導や質問のフォローもあり
< おすすめポイント >
- 公務員試験に強い民間のスクール
- 通信受講と通学受講の2つの学習スタイルが選べる
- 個別カウンセリングなどのフォロー体制もバッチリ
- 試験合格だけでなく、内定者も多数輩出
公務員試験についてのよくある悩みは?
ニートやフリーターから公務員を目指す人によくある悩みや疑問を解決しておきましょう。
勉強できる環境を作るには?
試験勉強に集中したいけど、自宅ではなかなか環境が整わないという人もいますよね。
そんなときは、図書館やコワーキングスペースなどを利用するのもいいでしょう。
また、実家に居たくないという人の場合は、リゾートバイトなどで住み込みのアルバイトをして疑似的な一人暮らしを体験するという方法もあります。
住み込みのアルバイトなら、勉強期間中もお金を稼ぐことができるので、生活費や受験費用にお金を使うことができますよ。
合格率はどれくらい?
合格率は受験する試験によっても大きく違います。
地方公務員試験であれば、大きく分けて上級・中級・初級の3つがあります。
地方上級公務員の試験は、人気の地域や組織によっては倍率が10倍になることもあります。
一次試験で問われる専門知識では設定されている点数を上回ることが必須。そこから面接で他の受験生よりもアピールする必要があります。
地方中級公務員の試験では、専門知識が重視されます。採用人数は1人から10人ほど。
資格取得者が有利なのはもちろんのこと、専門試験で将来有望とされたなら採用枠を上回る人数を採用することもあります。
地方初級公務員の試験では、年齢が有利に働きます。問われる試験が高卒程度なので受験者が多く、倍率が高い傾向にあります。
また、体力系の仕事は男性が多く、事務系の仕事は女性が多いのも特徴的です。
面接で気を付けたいことは?
ニートやフリーターやフリーターから公務員試験を目指すとき、問題になるのは面接対策です。
特に、苦手なのが空白期間の説明。
無職だった人は仕事をしていなかった期間はどうしていたのか、中退した人はその理由はなんだったのか、退職理由はなんなのか。
聞かれたくないことはたくさんありますが、ここで弱さを見せては不合格になってしまいます。
基本的に、ニートやフリーターやフリーターの面接対策は民間での就活と変わりません。
就職エージェントなどを頼ると、ニートやフリーターやフリーターが面接で勝つための対策を考えてくれます。自己紹介や志望動機についても無料で相談できるのでおすすめです。