発達障害のニートが就職を成功させるには?
ニート状態になってしまった若者のなかには、発達障害があるために再就職が難しい、と苦しんでいる人もたくさんいます。
今回は、発達障害のある人がニートから脱出して仕事を始める方法を紹介します。
発達障害でもニートから脱出できる?
発達障害者が失業してしまう割合は、約75%に達しているというデータがあります。
大学を卒業した人の4人に1人は就職できず、就職できた人も4人に1人しか定着しないという厳しい現実も。
発達障害でニートになってしまう人のなかには、引きこもりになってしまう人も多くいます。
10年以上の長期にわたる引きこもり状態にもよくあり、ニートからの脱出はさらに難しくなってしまいます。
ですが、発達障害者がニートから脱出することも無理ではありません。きちんとしたサポートを受ければ、長く勤められる仕事を見つけることもできますよ。
発達障害のニートが就職する方法とは?
では具体的に、発達障害者がニートから脱出して就職するための流れを見ていきましょう。
障害者手帳を発行してもらおう
発達障害者のための支援や採用を受けるためには、障害者手帳が役立ちます。
まだ障害者手帳を持っていないという人は、病院で医師に診断書を発行してもらったあと、市町村役場の障害者支援課の窓口で手続きしましょう。
申請には医師の診断書のほかに、マイナンバー、本人の顔写真、印鑑などが必要です。
ただし、障害者手帳の発行には、最初に病院へ通ってから6ヶ月以上、経っていることが条件になります。
一度も病院で受診したことがないという人は、早めに医師に相談してみた方がいいでしょう。
就職支援の専門家に相談しよう
障害者手帳が発行されたら、発達障害者を専門とする就職エージェントに相談してみましょう。
発達障害者を専門とするエージェントでは、あなたの状況に合った就職活動の進め方を専門的な目線で教えてもらえます。
他にも、発達障害者を受け入れてくれる企業の紹介、仕事を始めるためのトレーニングなどが無料で受けられますよ。
詳しい相談をする前ニートレーニングの見学や資料請求ができる場合もあります。兄弟や息子さん・娘さんがニート状態にあるときも、気軽に相談してみてください。
仕事のトレーニングを受けよう
就職エージェントで個別カウンセリングを受けたあとは、仕事を始めるためのトレーニングを受けてみましょう。
トレーニング内容はエージェントによって少しずつ違いますが、健康管理、脳トレ、自己精神管理、運動、就職スキルなどの日常生活や仕事を支えるスキルを教わることができます。
こうしたトレーニングは基本的に無料で利用できます。エージェントによっては交通費の補助金がもらえることもありますよ。
障害者枠で就職しよう
トレーニングを進めて仕事への自信ができてきたら、いよいよ求人への応募を始めましょう。
企業探しや求人の応募についても、担当のエージェントがしっかりサポートしてくれますよ。
エージェントが紹介してくれる求人は、基本的には障害者枠の求人です。
発達障害者であることを理解したうえで採用してくれる企業なので、入社後も労働環境に気を遣ってくれたり、新人教育をしっかりしてくれるなどのメリットがあります。
発達障害者のためのおすすめエージェントとは?
では最後に、発達障害者を専門に支援してくれるおすすめの就職エージェントを紹介しておきます。
まずは、公式サイトから相談予約・見学予約・資料請求などをしてみてください。詳しい利用説明が受けられますよ。
ほとんどの就職エージェントでは、個別カウンセリングのあとに体験トレーニングの期間があります。実際に通えるかどうか、続けられるかどうかを考えてみましょう。
< おすすめポイント >
- 精神障害や発達障害専門の就職エージェント
- 健康管理から仕事のスキルまで学べる
- 科学的根拠にもとづいた専門家のトレーニングが受けられる
- 交通費、ランチ支給制度もあり
< おすすめポイント >
- 大手就職支援のdodaが運営する障害者向けエージェント
- 大手企業や有名企業も紹介できる
- dodaだけの非公開求人もあり
- 自社でも障害者を採用しているノウハウあり