ニートやフリーターは結婚できないのか!?
正社員として安定した仕事がないニートやフリーターは、将来のキャリアの心配だけでなく、「結婚」の心配も出てきます。
なかには、仕事の心配よりも結婚の心配の方が大きいという人もいますよね。
ニートやフリーターがステキなパートを見つけて結婚するための、出会いと婚活の事情を見ていきましょう。
ニートやフリーターの結婚と婚活に関する問題と悩みとは?
実際、ニートやフリーターが結婚や婚活を考えるとき、いったいどんな問題や悩みが出てくるのでしょうか。
ニートやフリーターの体験談から、結婚や婚活の問題と悩みを見ておきましょう。
結婚と婚活の悩みその1:出会いがない、恋愛対象外になる
最も大きな問題が、出会いがないこと、恋愛対象として見られないことだといいます。
ニートの場合は、そもそもあまり家から出ないために出会いがありません。
フリーターの場合は、出会いの場が限られているせいで、フリーター同士など恋愛対象になっても結婚相手にならない相手しかいないという問題もあります。
現在は、きちんと職のある人でも婚活に本気を出している時代です。婚活を始めても比べられてしまうと負けるという体験談を持っている人も。
結婚と婚活の悩みその2:結婚条件をしぼりすぎてしまう
ニートやフリーターに限らず、婚活を始めるなら「最初は結婚条件を広く持て」といいます。
恋愛がしたいときには、顔や容姿、性格などを見る人が多いですよね。
それがいざ結婚となると、急に現実的になって職業や収入・貯金、家族構成が気になるもの。
ニートやフリーターのなかにも、警察官などの安定した公務員、医師や弁護士といった高給職と結婚したい人が男女ともにいます。
たしかに、一定収入のある会社員以上であるにこしたことはありませんが、あまり条件を高く持ちすぎると本当に自分にピッタリの人と出会っても見逃してしまいます。
ましてや、こちらは仕事をしたくないから収入のある人を、だなんて都合の良い考えで選んでもらえるわけはありませんよね。
結婚と婚活の悩みその3:家族や両親に反対される
すでに結婚したい相手がいる人や婚活で結婚相手を見つけた人でさえ、悩みは尽きません。
結婚は2人だけでする恋愛とは違い、家族や親族も巻き込みます。
ご両親にご挨拶に行った際、どちらかがニートやフリーターだと反対されてしまうこともあります。
また、なかには親族にニートやフリーター、引きこもりがいることを快く思わない親族や身内もいるんです。
親戚の集まりがあるたび、肩身の狭い思いをしている人もいます。
こうした反対に遭い、せっかくいい相手を見つけたのに婚約が破談・別れを経験する人もいます。
せめて、挨拶に行く前に職を見つけておけばよかった、と後悔をしている人もいます。
結婚と婚活の悩みその4:専業主婦や主夫でいることを受け入れてもらえない
結婚や婚活を考える人のなかには、2つのタイプがいるかと思います。
- 仕事もするし、結婚もしたい人
- 仕事はしたくないけど、結婚はしたい人
仕事をしたくない人のなかには、専業主婦や主夫で家庭を支えたいと思っている人もいるでしょう。
家事も立派な職業ですから、実際には仕事をしていることになります。
けれど、パートナーによってはパートやアルバイトでもいいので、共働きをして欲しいと考える人もいます。
お互いに納得したうえで結婚するならいいのですが、結婚直前や結婚したあとに「専業主婦(主夫)だと困る」と言われてすれ違いが生まれてしまうこともあります。
結婚は生活を共にすることもでもあります。
結婚が現実的になるにつれて、お互いの働き方や扶養に入るのかどうか、年金や保険など、よりリアルな問題を話し合えるようにしておきましょう。
結婚と婚活の悩みその5:美人やブスといった容姿、オタクといった趣味
結婚や婚活にはあまり直接的ではありませんが、容姿や趣味で恋愛対象外にされていると感じる人もいます。
女性であれば美人やブスの違い、男性のなかにも自分はデブやハゲだからという理由で結婚できないと感じる人がいます。
大きな勘違いですが、実際の問題は容姿や趣味ではありません。
自分には大きなマイナス点があると思っている人が魅力的に見えるのか、という問題です。
よく考えて欲しいのですが、容姿や趣味に関係なく魅力的だと感じる知り合いや芸能人はたくさんいますよね。
そういう人たちは、自分のことをマイナスばかりのダメ人間だとは思っていないはずです。
納得できない部分はあるけれど、それもひっくるめで自分を受け入れること。そういう人こそ、容姿や趣味を越えた先の魅力ある人だと言えるでしょう。
ニートやフリーターから結婚するための婚活方法と恋愛の機会とは?
では、具体的にニートやフリーターが婚活をしたり恋愛をしたりする機会を増やすにはどうすればいいのでしょうか。
これまでニートやフリーターが実践してきた婚活方法、恋愛の機会があったパターンを紹介しておきます。
婚活方法その1:婚活パーティーに参加してみる
現在では、街コンや集団お見合いなど、気軽に参加できる婚活パーティーも増えています。
お見合いほど堅苦しいものではないので、飲み会感覚で新しい出会いを得られます。
参加費は男性が3,500円、女性500円ほどと格差のあることもあります。
ちょっと不公平な気もしますが、男性参加者にとってはライバルが少なく、女性にとっては格安で参加できるというメリットがあります。
最近は、全国展開で婚活パーティーを主催している民間企業も増えています。
パーティー用の衣装をわざわざ用意しなくてもいい企画もあるので、まずはひとつ参加してみるのもいいでしょう。
婚活方法その2:婚活サイトを利用する
SNS形式で出会いを求める婚活サイトも増えています。
出会い系だと怪しい感じですが、こちらは大手結婚情報誌「ゼクシィ」なども参画しているまともな婚活サイトです。
結婚相手を探したい人が登録するものなので、身分証明書や電話での本人確認なども徹底しています。
個人のプロフィールを登録して、「いいな」と思った人にメッセージを送るといった形式。
無料で利用できるものも多いので、自分に自信がないと感じている人は1度登録してみるといいかもしれません。思ったよりも多くのメッセージが届いてビックリしますよ。
婚活方法その3:アルバイトや派遣先で相手と出会う
ニートやフリーターのなかには、アルバイトや派遣社員として働いてみた先で結婚相手を見つける人もいます。
社員さんやフリーター同士、年下の大学生との出会いを経験した人も。狙って出会えた人もいれば、思わぬ出会いを経験した人とさまざまです。
本格的な婚活は別に進めつつ、より社会人との出会いを広げたい人は派遣社員の仕事をしてみるのもいいかもしれませんね。
婚活方法その4:行政のお見合いプロジェクトに参加してみる
婚活にお金をかけたくない人や結婚しても地元から出たくないという人におすすめなのが、市町村区の行政が開いているお見合いプロジェクト。
各都道府県の役所が中心となって、地元の若者たちの結婚を支援する計画が増えています。
その地域に住んでいる人なら誰でも参加でき、費用もドリンク代だけなど格安です。
また、お相手も身元のちゃんとわかっている地元の人なので安心ですし、結婚しても地元で生活できる可能性があります。
くわしい情報は、各都道府県の市町村区役所のホームページからチェックしてみてください。
婚活方法その5:結婚相談所を利用する
他の方法よりもお金がかかってしまうのであまり現実的ではないのですが、結婚相談所を利用する方法もあります。
たとえば、婚活のためにお金を貯めた人やこれまでの婚活が全滅でどうしても失敗したくない人にはおすすめです。
やはり他の婚活方法は、結婚相手を見つける機会が増えるだけで確実ではありません。
結婚相談所では、あなた専属の相談員があなたの性格と希望を分析してピッタリな相手を相談してくれるだけのクオリティの高さがあります。
もうこれ以上、結婚を引き延ばしたくないと感じた人は切り札として使ってみるのもいいでしょう。