【これからどうするの?】親からの圧力に負けない大卒ニート脱出必勝法
「親のせいでニートから社会復帰できない」
「どうにもできないのに、親が働けと圧力だけ強めてくる」
大卒ニートになって、社会復帰への悩みを同じくらい大きなストレスが
「親からの圧力」です。
大卒ニートの半数以上が親からの圧力に弱り、そのせいで社会復帰までの道のりをうまく進めずにいます。
今回は、親との関係に困っている大卒ニートに、家族の考え方と社会復帰へ歩み出す方法についてお話します。
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親子関係は大卒ニートの代表的な悩みの1つ
親や家族との関係を悩んでいる大卒ニートはとてもたくさんいます。
大卒ニートになると、外へ出ていく機会が少なくなるため、日常の生活圏は家の中が多くなってしまいます。
おそらくは、多くの大卒ニートが実家で親や家族と暮らしていることと思います。家にいると親子で顔を合わせる機会が多くなり、お互いにぎくしゃくしやすくなります。
とくに親子は関係が深い分、問題が複雑になりやすいもの。親との関係は大卒ニートの代表的な悩みの1つと言ってもいいでしょう。
大卒ニートが親子関係が悩み内容にはたとえば・・・、
- 顔を見合わせるたびに親から「これからどうするの?」と問い詰められる
- アルバイトを始めてみたら、「その年齢でバイトなんて」と親に仕事を否定される
- 就活を始めようとしたら、調べていた会社の規模が小さすぎると親にケチをつけられる
などがあります。
親子関係が悪化すると、「自分なんて必要とされていないんだ」「親がいなくなったって生活保護があるからいいんだ」とやけな考えにいたってしまうこともあります。
親子という関係は一般に考えられているほど簡単なことではなく、とても複雑です。
これから、あなたが大卒ニートから社会復帰していくためには、家族や親子関係についての正しい認識をもっていた方がいいでしょう。
これまで考えたこともないようなことかもしれませんが、できるだけわかりやすく説明していきます。これからのためにもよく読んでみてください。
子育ては、人生最大のボランティア
親からの意識的、あるいは無意識な期待に圧力を感じている大卒ニートはとても多いです。
たとえば…、
- まともな人間として生活して欲しい
- 良い会社に入ってほしい
- 知り合いに自慢できるような子供であってほしい
- 将来は、親孝行でいい思いをさせてほしい
- 老後の世話をして欲しい
日常的な言葉の端や態度、あるいは直接的に上のような親の考えを押し付けられた人もいるのではないでしょうか。
そのたびに、大卒ニートは「自分のことばかり考える親への嫌気」や「大卒ニートで期待に応えられない自分への情けなさ」を感じてしまいます。
でも実は、多くの人が間違った認識をしていますが、そもそも子育てとは物理的な見返りを求める出来事ではありません。
子育てとは、1人の人間を育てること。
それは、人生のなかでも人間を成長させるビックイベントの1つです。
本来、親というのは
「1人の人間を育てるという貴重な経験をさせていただく」
ということに感謝しなければいけないものです。
子どもは自分の思うような行動はとりません。せっかく手をかけて育てていても、反抗してくるし、問題は起こすし、感謝もしてくれないかもしれません。
それでも、子供を育てることで親自身が成長する振れ幅はとても大きいものです。
忙しい毎日の中で忘れがちですが、子育てで得られるものは
「この子を育てなければ得られなかったもの」なのです。
人間はこのことに気付けて初めて成長します。難しいことですが、とても大切なことで、とてもすばらしいことです。
子どもを育てさせていただくことはとても尊い(とうとい)ことです。
もし、あなたが親になるときは思い出してください。これから自分は「1人の人間を育てるという貴重な経験をさせていただく」ということに。
親だって、完璧なんかじゃない
すでに親子間で、お互いのいやな部分も知っているという人は、親が完璧ではないことなど当たり前のことかもしれません。
けれど、もう1度、よく認識してほしいのです。
親が子供に期待するように、実は子供も親に期待しています。年を重ねるほど、その期待は無意識になっていきます。
子どもの頃は親はとても年上ですから、「お父さんかっこいいな」「お母さん優しいな」などを当たり前のように思っていたでしょう。
お互い大人になると、人間としてのいやな部分、たいしたことのない部分、ダメな部分が見えてきます。人格のアラの方が目につくようになります。
けれど、そうなっていっても実は子どもは親に無意識に期待します。
- つらいときは「大丈夫だよ」となぐさめてほしい
- 良いことをしたときは「助かったよ」と言ってほしい
- なにかできたときは「すごいね」と言ってほしい
- なにかを選んだときは「それがいいね」と同意して欲しい
- 困っているときは大人の対応で支えてほしい
どんなに喧嘩をしても、どんなに酷いことをされても、縁を切りたいと思っても、子どもはこのような期待を親に抱いてしまいます。
これはあなたが弱いからではありません。
人間は人の子である限り、何歳になっても親に対して期待します。
あなたの親、あるいはその親もまた自分の親に対して、いつまでも期待感をもっています。
ですが、あなたもよくわかっているように、親も完ぺきな人間ではありません。これらの期待どおりにはいかず、あなたは無意識に裏切られたような感覚を抱きます。
親からの期待を感じている分、応えたいけれど応えられない自分。
一方で、期待はしてくるのにこちらの期待は裏切る親。
複雑な感情の中で、あなたは感情の吐き出し場所がわからず混乱してしまうのもしかたのないことなのです。
管理人も期待通りにいかないとわかっていても、無意識に期待してしまう親への対応に長く迷いました。
結果的に、まずは「親は完ぺきではないこと」をしっかりと認識して受け入れることが大切です。
あなたに対してニートであることを責める親も、完璧な人間ではありません。
実は、家族は他人の集まり
そしてもう1つ、親との関係を見直すときに訂正した認識があります。
それは、家族と言えども他人だということです。
親が完璧でないことと同じく、家族が他人なのは当たり前。そういう声も聞こえてきそうですが、本当にそうでしょうか?
あなたにとって、家族や親は外にいる人たちを同じでしょうか?
違いますよね? 家族や親は友だちや知り合い、通りすがりの人たちとは違う「特別な存在」です。
好き嫌いの感情とは関係がなく、家族や親は自分自身ではないけれど、どこか特別な存在なのです。
けれど、この「特別な存在」「家族」という認識は、人間個人がもっているパーソナルスペースを越えてしまう可能性があります。
家族や親で特別でも、1人1人の人間です。守るべきルールや越えてはいけない個人的領域はあります。
家族や親子だから許される、などというものはいっさいありません。
これまでの生活でよくわかっているでしょう。家族や親子だからなにを言っていいわけでも、家族や親子だからどんな迷惑をかけていいわけでも、家族や親子だから傷つけてもいいわけではないのです。
家族や親子として暮らしていても、そこにいるのはそれぞれ独立した1人の人間です。
家族や親子は必ずしも、全員が心通わせられる気の合う人たちの集まりではありません。運命的にそこに集まった人たちですが、そこからどう進んでいくかは個人にゆだねられています。
実家は、将来、別の家になる
社会復帰を考えたり、親子関係がうまくいっていない場合、「早く家を出たい」「いつかは絶対に1人暮らしをする」と思っている大卒ニートも多いのではないでしょうか。
管理人も田舎の生まれで早く家を出たいと思っていた1人でした。
ですが、いざ家を出るとなると寂しさがあふれてくるものです。1人暮らしを始めてからすぐは、数ヶ月に1度は帰りたくなりました。
しかし、1年が経つころ、半年ぶりに実家に帰ると、そこは違和感ばかりの家になっていました。
生活リズム、使われている日用品、食べ物の好み、なにもかもが1人暮らしの自分の家とは違うのです。何かを使うにしても、いちいち家族に「〜していい?」と聞かなければいけません。
1人暮らしを始めたころは、できるだけ実家の生活が再現できるようにしていたのですが、時が過ぎていくにつれて部屋のなかは「自分にとっての」住みやすい家になっていきます。
生まれ育った家とはいえ、自分にとって住みやすくなった1人暮らしの部屋にはかないません。
数日過ごしただけで他人の家にお邪魔しているような窮屈さを感じ、「早く帰りたい」と思ってしまいました。
そう、すでに自分にとっての「帰る家」は実家ではなく、1人暮らしの部屋なのでした。
あなたが今、窮屈さを感じている実家も、将来出ていくつもりでいるなら「別の家、他人の家」になります。
将来のあなたには、あなたにとってもっと住みやすい家があります。
今の家もいずれは「過去」になります。ずっととらわれる必要はないことを覚えておいてください。
あなたの未来のために動き出す
ここまで家族や親子との関係について説明してきたのには、1つのことを納得してもらいたいからです。
それは、
これから動き出すのは、あなたの未来のためだということです。
親の期待に応えるためでも、世間体を気にするからでもなく、あなたが欲しいと願っている未来を手に入れるためです。
あなたがあなたの未来をつかもうとするのに、誰に気を使う必要があるでしょうか?
家族や親子というのは一生、ついてまわる関係です。
ですが同時に、いずれはあなたにとっての「過去」になる存在でもあります。
あなたには次の「家族」が待っています。
こうした複雑な存在である家族や親子関係だからこそ、どこかで踏ん切りをつけて「これ以上は良くならないな」とあきらめる必要があります。
思うようにいかない、うまくいかない家族や親子の関係なら、もう放っておけばいいのです。
あなたには、あなたの未来をつかむために動き出す権利があります。
大丈夫。あなたの未来を支えてくれる人は、家族や親以外にもたくさんいます。まずはその人たちを探しに行きましょう。
あなたの悩みは、みんなの悩み
あなたの社会復帰を助けてくれる人たちを紹介する前に、あなたと同じように大卒ニートから脱出したいと悩んでいる人たちを知っておくのもいいでしょう。
大卒ニートになる経緯は人それぞれですが、大卒ニートしての悩みには共通しているものがいくつもあります。家族や親子関係についても同じです。
あなたの悩みが自分だけのものではないこと。同じように悩みながらも解決していった先輩たちがいることを知って、あなたの未来に活かしましょう。
→ 【大卒ニートのみんなが迷う】お悩みと解決方法をまとめました
家族以外の、あなたを認めてくれる・支えてくれる人たちを探そう!
大卒ニートの社会復帰には誰かの手助けが必要不可欠です。
もちろん、家族や親子間の関係を修復して、社会復帰へ協力的になってもらうのは1番いいことです。
ですが、そうもいかない、あるいはそれだけでは足りない場合はとても多いです。
そこで頼りたいのが、大卒ニートの社会復帰をサポートしてくれる専門家の存在です。いくつか方法はあるのですが、ここでは代表的な機関を2つ紹介します。
就職コンサルタントに相談して、前向きに就活を考え始めよう!
将来的に、大卒ニートを卒業して正社員になろうと考えている人は、就職コンサルタントに頼るが近道でしょう。
とくに大卒ニートやフリーターの就活を専門にサポートしている就職コンサルタントでは、大卒ニート特有の悩みを理解して就活の始め方を教えてくれます。
丁寧な個人相談で親身になってサポートしてくれるので、就職へ具体的な想像を膨らませることができるでしょう。
就職コンサルタントの利用はすべて無料です。まずは利用説明を受けることから始めてみください。
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地域若者サポートステーションで心の相談から始めよう!
就職はしたいけど、まだ就活を始めるほどの勇気が持てないという人は地域若者サポートステーションで相談してみる方法もあります。
地域若者サポートステーションでは、心の悩みやキャリアについての個人相談を受け付けてくれます。
サポステでは親との関係の相談や、保護者のみの相談も受け付けているので、家族や親子関係を改善した人にもおすすめです。
日本全国各地にあるので通いやすいところを調べて訪ねてみるといいでしょう。相談は無料で受けてくれます。
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今回のワーク:あなたにとって今、1番必要なことはなにか?
家族や親との関係は一生ついてまわるだけに難しい問題です。
大卒ニートだから、というだけでなく、世の中で生きている人の多くはなんとか折り合いをつけながら家族や親子という特殊な関係を築いています。
どんな人間関係も成長するために存在します。
つまり、「この人といても学び取るものが何もない、成長することができない」と思ったら、その人との人間関係は終わります。
そして、また次に成長できるような人間関係を築いていくのです。
家族や親も同じ。家族ですから縁は切れませんが、自分の成長のために旅立っていかなければいけないと思えば、そこで1度線を引く必要はあります。
そこで、今回のワークとしてあなたに考えてもらいたいのは、「あなたにとって今、1番必要なことはなにか」ということです。
あなたが今、求めているのはなんですか?
社会復帰ですか? 家族や親の関係の修復ですか?
人間は目の前にある1つのことしかとりかかることができません。すべてをうまくやりたいと思っても、1つずつしか手を付けていくことができないのです。
だからこそ、優先順位をつけて少しずつ進めていきましょう。どれから手をつけたらいいのかわからないという状態は、なにも進まない状況を生みます。
今、最もどうにかしたい、手に入れたいと思っているものはなんですか?
まずはその問題から始めていきましょう。
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