ニート女性の特徴と将来への考え方【予備軍にならないためにも】
ニートと聞くと、どちらかと言えば「男性が多い」というイメージが一般的。
でも意外と、ニートの女性の数も多い、あるいは男性以上だって知っていますか?
実は、厚生労働省の行うニート人口調査には「家事手伝い」と言われる女性たちは含まれていません。
ですが、家事手伝いの状態にもいろいろとあり、ニート生活とほとんどかわりないという女性もいます。
今回は、ニート女性になってしまった人の特徴と社会復帰を目指すときの考え方を解説します。ニート女性の予備軍にならないためにも参考にしてみてください。
男女関係なくニートになってしまう、共通のパターンもある!
今回は、ニート女性に特有の特徴や考え方に触れていくつもりです。
ですが、もちろん、男女関係なくニートになってしまう場合の共通する状況もあります。
たとえば、就活中のまわりに空気に圧されてやる気をなくしてしまったり、やりたい仕事が見つからなかったり、そもそも就職自体を怖いと思ってしまうなどのパターンがあります。
男女共通のニートになってしまう原因や理由については、解決方法とともに以下にまとめています。今回の記事と一緒に、あなたに当てはまる特徴がないか調べてみましょう。
ニートになってしまった女性の特徴と理由
一言で「ニートの女性」といっても、そうなってしまった理由や考え方、人柄は多種多様。
社会復帰への方法はいろいろとありますが、あなたに合った方法を見つけるためには、自分の何が理由でニートになったのかをよく理解しておきましょう。
また、以下のような理由ニートになってしまった女性が自分だけではないことを知るのもとても重要です。
仕事はしたくない、結婚しようにも相手がいない
ニート女性の大半を占めるのがこのタイプです。
ニート女性のなかには、仕事に対して期待感を持っている人が少なく、どちらかというと面倒なものと思っています。
「キャリアウーマンになってバリバリ仕事がしたいわけでもないし、OLになってお茶汲みなんてもっといや!」
手頃なランクの男性と早々に結婚して専業主婦になってしまいたいと考えているものの、学生中に相手を見つけることができず、ニートになってからは外出の機会も減ったため結婚への見込みも薄いという状態です。
結婚したい恋人はいるけど、経済的にまだ無理!
学生時代にステキな男性を見つけ、生涯をともにしたいと考えている女性もいます。
とはいうものの、相手の男性もまだ若く、結婚資金や将来の子育てを思うとまだ結婚には踏み切れないという場合は少なくありません。
このタイプのニート女性には実家を出て、恋人と同棲している場合もあります。
経済的に働いている男性側に頼ってしまい、このままでいいのかなと不安にもなっています。
家事手伝いという「職業」で通しているけれど……
最初にも言ったように、一般的なニートの統計には「家事手伝い」と呼ばれる人は含まれていません。
家事手伝いの状態にある人には、家族の人手が足りずやむなく家事を手伝っている人や家業の補助をしている人もいるので、本来は働きに出られるニートとは少し違うのです。
ニート女性のなかには、この家事手伝いをいわゆる「花嫁修業」といった名目で扱い、「ニートではない」と考えている場合もあります。
ですが、ここでいう家事手伝いの女性は、外に働きに出ることもできるわけです。状況だけ見ればニートとあまり変わりないというパターンです。
高学歴ニートの女性! 扱いづらいと思われてる?
東大卒や京大卒など、有名大学を卒業した高学歴者でもニートになる時代です。
難関大学の理系文系に関係なく、女性の高学歴者も少しずつですが増えてきました。
ですが同時に、新しく入社する高学歴な女性の扱いに戸惑う会社も少なくありません。
日本社会は長く男性社会でした。男女平等と言われる現代でも、多くの男性は女性が自分よりも上に立場にあることを嫌います。
上司としての女性であれば文句も言えませんが、下の立場にある、あるいは同じ立場の女性が自分よりも頭がいいというのは扱いづらいと思ってしまうようです。
一方で、高学歴な女性は努力と実力で生きてきた自負があるので、女性の部分を武器にして媚びるようなことは好みません。
女性らしさや女性としての振る舞いを求められたり、男性社員と平等でない扱いをされることを嫌います。
こうした男性社員と高学歴な女性との考え方の違いによって、なかなか思うように就職できないニート女性もいます。
女性としてのキャリアプランに希望を持てない! 結婚もなんだかなあ……
男女平等が叫ばれ、女性であってもビジネス世界で活躍する時代になりました。
女性の会社幹部、役員、起業家なども少なくありません。
一方で、やはり女性がそれだけ社会で活躍するにはそれ相応の努力が必要だとも言われます。
男性とは違い、女性独自の課題(出産後の復帰や育児との兼ね合い)も、一部では女性の出世は男性よりもずっと忙しく大変だという声も聞かれます。
こうしたことを耳にすると、「仕事はやってみたいけど、自分ではたいしたところまで行けそうもない」と弱腰になってしまう女性もいるようです。
下っ端仕事はいやだけれど、出世できるほど努力ができそうもない。まだ来てもいない未来にふたをされたような気がしてやる気の出ないパターンです。
このパターンの場合、結婚への想像もあやふやな場合があります。
どんな男性と結婚したいのかもよくわからないし、子供が特別好きでないので子育てにも自信がない、といった具合です。
ニート女性の将来の考え方、予備軍にならないためにも!
次に、ニート女性のこれからの考え方についてお話します。
前提として、ニート女性から社会復帰をする、なにかしらの形で働きに出ることを想定しての考え方となります。
もちろん、結婚して家庭に入る、という選択肢もあるのですが、将来の旦那さんのためにも1度は働きに出ることをおすすめします。
その理由もこれから説明します。ちなみに、働き方は正社員、アルバイト、派遣社員とどんなものでもかまいません。
結婚相手として自立している女性こそ魅力的な時代になった!
世の男性の理想の結婚相手を聞くと、現実的に将来を考えている人ほど、「奥さんにもある程度の収入があってほしい」と考える人が多くなってきました。
もちろん、女性には家庭に入って家を守り、子供を育ててほしいと考える人もいます。
ですが、現実的に考えると、これができるのは旦那さんの収入が相応の額であり、貯蓄がないと将来への不安が大きいものです。
簡単に言うと、「旦那さんの収入が途絶えたときどうするのですか?」という問題です。
また、若いカップルの場合、旦那さんの方の収入がまだ家族の生活には足りない、という場合もあります。
女性らしさや母性なんてものももちろん魅力的ですが、経済的に自立している女性に安心感を覚える男性も少なくありません。
なので、結婚相手を探すにしても、女性の経済的自立はアピールポイントになることを覚えておいてください。
仕事の大変さを知っていると夫を支えられる妻になれる!
将来的に、結婚して専業主婦になることを考えているにしても、1度は仕事を経験して欲しい理由がもう1つあります。
それは、「仕事をする」という状況を体験してほしいからです。
旦那さんの過ごす時間の半分は家庭ですが、もう半分は職場です。
職場での苦労、仕事の大変さなど、普段、旦那さんが味わっている状況を体験しておくことで、帰ってきた旦那さんへの気遣い方が変わります。
同じように仕事経験のある妻ほど「察して」くれますが、仕事経験のない妻は「お疲れさま」の言葉もなく自分の文句もぶつけたりと空気の読めない態度をとってしまいます。
これでは疲れて帰ってきた旦那さんが、ほっと一息つける家庭とは言えませんね。
単純に、自由に使えるお金が増える!
仕事をすると収入が入ります。単純な話、自由に使えるお金が増えるわけです。
ニート生活では多くの人が、使えるお金に制限があると思います。
物欲の少ない人もいますが、たいていの女性は世の中に「欲しい」「やってみたい」と思えるものがあふれています。
お金が入れば、それだけ自由に使えるのでこれまで我慢していたものに手が届きます。
仮に結婚を考えるにしても同じです。
旦那さんの収入は家計をまわすためのもの。あなたのために使えるお金は限られます。
仕事を始めるきっかけは、あまり難しく考えずに「お金を稼ぐため」でもいいのです。
女性は男性よりも人生を楽しむ選択肢が多い!
ニート女性のなかには、女性であることに窮屈さを感じている場合もあります。
「男性よりも仕事がやりづらいし、結婚すれば家庭を支えて、出産や子育ても大変そう」
でも、実を言うと、女性が人生で経験できる楽しみの半分を男性は体験できません。
1番大きな違いは出産でしょうが、それだけではないのです。
出産という奇跡的な体験をすることができますし、小さな赤ちゃんは父親よりも母親を絶対的に信頼してくれます。
いつでも自分を求めて必死になってくれる赤ちゃんの姿は手放しがたい可愛さがあります。
ビジネスにおいてもその気さえあれば、男性と同じかそれ以上に活力的に楽しめます。
実は、男性よりも女性の方が構造的に直感力に優れ、ビジネスに向いていると言う専門家もいます。
また、女性らしさを楽しむのも男性にはできないことです。
女性らしい美しさの追究、「きれいですね」と言われる嬉しさ。海外に行けばレディーファースト、女性として優先的な待遇を受けるのは当然です。
なによりすごいのは、女性はこれらすべての楽しみを1度の人生ですべて味わい尽くすこともできるということです。
ここだけの話、どんなにビジネスで成功した男性であっても、家に帰れば奥さんにはかないません。
ね? 女性の方が人生楽しそうでしょう?
女性としての人生を楽しむための選択肢を選ぼう!
最後に、今後のニート女性が社会復帰へ向けて働きに出るための選択肢について触れておきます。
さきにも言ったように、ニート女性の場合、キャリアを気にしたいのであれば働き方はどんな方法でもかまいません。
もちろん、正社員として出世を目指すのであれば、正社員としての就職は早いに越したことはありませんが。
そうでないのであれば、簡単なアルバイトから始めてみたり、正社員として働けるかどうかを試すために派遣社員で会社に入ってみたり、リゾートバイトで心機一転してみるのもいいでしょう。
ニートが社会復帰を目指すときの方法については以下にくわしく紹介しています。参考にしてみてください。
→ 大卒ニートが社会復帰を考えたら選べる8つの選択肢はこちら!
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