【諦めるな!】ニートになりやすい人の特徴と就職するための対策方法!
「自分って、このままだとニート?」
学校卒業の時期が近づいてくると、こんな不安を持ってしまう人もいるのではないでしょうか。
ニートという状況には絶望感しかないのに、今からどうすればいいのかわからない。
今回は、ニートになりやすい人の特徴とそうならないための対策方法と考え方についてお話します。
ニートになるかどうかは、本当にギリギリまでわかりません。卒業の前日に就職が決まることだってあるんです。
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誰だってニートになる可能性がある!
学業が修了した後も、なかなか仕事を見つけられない若者はどの時代にもいました。
ニートがこれだけ社会問題として取り上げられるのは、世の中の人が予想していたよりもずっと多くの若者がニート状態になっていったからです。
それだけ「ニート」というのは、どんなタイプの若者だってなる可能性のあるものです。学生から社会人になるときのタイミングや状況がたまたま悪く、ニートになっただけのこと。
生まれつきニートになりやすい性格の人なんていないんです。
それまで育ってきた環境や常識、思い込みなど、後付けの要素がニートになりやすい人の特徴に似てしまい、そこから脱出するタイミングを失うとニートになってしまう。
今回は、こうした後天的に身に付いてしまったニートになりやすい特徴を認識し、ニートにならないための新しい感覚を身に付けましょう。
ニートになりやすい人の特徴と就職活動の関係
ニートは誰にでもなる可能性のあるものです。
ですが、やはり「ニートになりやすい特徴」を持った危険信号の状態にある人もいます。
まずは自分がニートになりやすい特徴と似ていないか、それを認識することから始めましょう。家族や友人、大切な人が以下のような特徴を持っていないかもチェックしてみてください。
特徴その1:来年はなんとかなるだろう症候群
ニートになる過程の一般的なイメージとしては、就職活動をするもののすべての会社に落とされて就職先がなかった、という流れを想像しがちです。
実は、ニートになっていく流れや理由にもいろんなパターンがあります。
なかには、学生時期のまだ新卒状態にあるときから、就職活動をあきらめてしまったり、休止してしまう人が多くいます。
就職活動を途中でやめてしまう理由:
- まだやりたい仕事、できる仕事がわからない
- まわりの就活生の熱に圧されたため、落ち着いてから始めたい
- 学業と両立できそうにない
- 自分にはスキルが足りないように思う
理由はいろいろありますが、特徴としては本人曰く「まだそのとき(就職の機会)ではない」と思ってしまうようです。
一時的に就職活動を中断して時間を置けば、あるいは来年になればなんとかなるかもしれないと根拠のない希望を抱いてしまいます。
この特徴のある人は、はたから見るとのんきそうに見えてしまうため、「気づいたらニート」なんてこともよくあります。
特徴その2:完璧主義、理想の就職以外は受け付けない
ニートになりやすい人の特徴で次に多いのが、完璧主義な人です。
簡単に言うと、とにかく就職活動のすべてが理想的に進まないと行動できない、という特徴を持ちます。
完璧主義な人の就活の特徴:
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- 選考へ行く前には、就活の参考書を隅から隅までマスターしていく
- 選考会で少しでも恥ずかしい思いをしようものなら、もう行かない
- 隣に座ったやつは、にこやかに話していてもみんなライバル
- 選考会場を出たら、「終わった」という安心感より反省会(マイナス点のみ)
この特徴からもわかるように、完璧主義な人は比較的ちゃんと就職活動しています。
なぜなら、学生時代つまり新卒のときに就職することも理想のなかに含まれるからです。
就活中、選考会で誰よりもギンギンギラギラしています。逆に、少しでも理想とずれると途端にやる気をなくしてしまいます。
完璧主義な特徴を持つ人は、すべての会社に落とされているわけではないのです。
選考途中で自分で辞退したり、なかには内定をもらう人もいます。ですが、自分の求めている理想の就職でないと断ってしまうわけです。
実は、完璧主義な特徴を持っている人のなかにも、最終的に上の「来年はなんとかなるだろう症候群」に移行していく人たちもいます。
というのも、「今年は○○が足りなかったから上手くいかなかった。今から足りない部分を埋めて、来年完璧な就職を目指そう」と思ってしまうからです。
特徴その3:行動<不安、ニートになるかもしれないと考え続けている
就職活動などの具体的な行動よりも、「ニートになるかもしれない」という不安を考えている時間の方がずっと長いことが特徴的な人たちです。
初めての就職活動でまわりの熱に圧されたてビックリしたり、そもそも自分に就職なんてできないと思ってしまっている人もいます。
学生時代に就職活動をした時間は極端に短く、不安について考えている時間は誰よりも長いのも特徴でしょう。
「どうしようどうしよう」と考えているわりに、具体的な行動(誰かに相談したり、とにかく就職活動の経験を積んだり)ということをしません。
ニートになるかもしれない未来は不安でいっぱいなのですが、現状の生活が大きく変わってしまうことの方がもっと怖いからです。
たいして就職活動をしないまま学校を卒業してしまい、ニートになったあとも「自分はニートになるしかなかった」と言い聞かせてしまうのが特徴です。
特徴その4:決断力が弱い、これまでなにかを自分で決めた経験が少ない
日本人は主体性が弱い民族ですが、そのなかでも特に「自分の決断」という機会の少ないのがこのタイプのニートの特徴です。
素直で反抗期もなく、親の手をわずらわせてこなかった「良い子」タイプの人です。
これまでの人生でも、大きな節目や小さな決断でさえ、誰かの意見にしたがってきた経験を持ちます。
多くは親の意見です。就職活動もちゃんと始めます。親が「そろそろ就活始めたら?」と言うからです。
なんとなく受けに行った会社を親に話すと、「その会社どうなの? あんまり良くなさそうじゃない?」。言われたら、辞退します。
そんなふうにつづけていくと、そのうちに疲れてしまって就職活動をしなくなります。
親が「あなたのやりたいことはないの?」と慌てて聞きますが今さら遅く、「うちの子はどうして就職できないんだろう?」と疑問でしかたなくなります。
こうなると、無気力なまま卒業を迎えます。ニートのなかでも社会復帰へのエンジンがかかりづらいのが特徴です。
特徴その5:コミュニケーション不足、実際の会話よりネット上で発言率高め
実は、人と話すのが苦手、空気を読むのが苦手な人はいつの時代にもいました。
そこへ新しいタイプとして近年増えているのが、現実世界のコミュニケーションは苦手なのに、インターネットなどのバーチャル世界では誰よりも発言するという人です。
顔は見えず、偽名で、過去の経歴も知られることのない真っ新な世界で、まるで新しい自分を作り出すように話す人たち。
もちろん、これも楽しみの1つなので否定するものではありません。
問題なのは、こうしたネット上の発言によって満足してしまい、現実世界のコミュニケーション不足を補おうとしない特徴をもってしまうことです。
就職活動では、コミュニケーションスキルの差が目に見えて現れます。ある種、学歴よりも目を引くくらいです。
現実のコミュニケーションスキルが低いと就活ではどうしても不利になりがちです。
ですが、大切なのは上手く伝える技術ではなく、伝えたいと願う熱意です。ちゃんとした面接官はこの熱意を見ています。
ネット上の発言で満足してしまっている人の場合、就活時のコミュニケーションで赤っ恥をかくと現実では収縮してしまい、そのストレスをインターネットにぶつけます。
面接官や人事担当者の対応の非難、まわりの就活生を馬鹿にするような発言、社会への恨みを吐き出して、それで少しすっきりしてしまうのが特徴です。
そうして、二度と現実で恥をかかないように就職活動という危険な場所には足を踏み入れません。
ニートになりやすい特徴に当てはまる人がならないための対策方法!
ニートになりやすい人の特徴を軽く見ただけでも、実にいろんなタイプの人がニートになるのだと知って驚いているのではないでしょうか?
もちろん、うえに書いた以外の人でもニートにはなります。
ただ、うえのような特徴のある人は、ニートになりやすい兆候が出ているだけに対策の取りようがあります。
これからでも遅くない、ニートにならないための対策と考え方について見ていきましょう。
「卒業までにはなんとかする、なんとかなる」と思いこむ!
まず基本的な心の在り方として、「卒業までにはなんとかする」そして「なんとかなる」と思い込んでください。
根拠なんてなくていいんです。なんとかなるんです。そう思い込んでください。
心は意識しているほうに引っ張られます。注目する方へ引き寄せられるのです。
たとえば、自転車に乗っていて前方の標識が少しこちら側に出ていたとします。「避けよう、避けよう」と意識してると気付いたらぶつかっています。
意識している内容がどうであれ、意識した方にふらふらっと引き寄せられていたのがわかります。
人生も同じで、内容がどうであれ、あなたの意識した方に人生は進みます。
だから、間違っても「ニートにはなりたくない」とは思わないこと。ニートの方に寄せられていきます。
「卒業までにはなんとかするし、なんとかなる」。根拠はなくていいし、楽観的でいいんです。
迷ったら行動!問題と出会わないと対処もできない!
想像してみてください。
足元が一面うすい水で覆われた土地に1人で立っています。見渡す限り水面がつづくだけで先が見えます。岸辺を探したいのですがどうすればいいでしょうか?
このとき、1つの方法として足元に衝撃を与えるというものがあります。
足で地面を鳴らすなり、石を落としてみるなりします。そうすると、足元の水面に円形の波紋が広がるはずです。
波紋はどこまでも広がっていきますが、どこかの地点で他の障害物に当たると新しい波紋となって返ってきます。
岸辺を探したければ、この波紋が返ってきた方向に向かって歩き出せばいいわけです。
これと同じで、なにも情報のない状況からではどこへ向かっていけばいいのかわかりません。
「これからどうしよう」と悩んだら、とりあえず思いつくことをやってみてください。
なにかしらの行動を思いつかない人はそうそういないでしょう。それをやったあとで良い結果を得られるかどうかが不安なだけです。
行動をすると外の世界から反応が返ってきます。返ってきた反応を分析してまた返すことでさらに次の行動につながります。
そうしてだんだん、いろんな情報が手元に集まってきて、あなたが本当に行きたい方向性がわかってくるのです。
すべての出来事にプラスの意味をもたせる
就職活動中だけでなく、人間はよく「失敗した」という言葉を使います。
ですが、実際に失敗の出来事なんてそうそうないのです。
難しいことを言いますが、「出来事自体」には意味はありません。意味を持たせるのは人間の方です。
だから、あなたが「失敗した」という同じ体験をしておきながら、まったくマイナスに感じていない人もいます。
なぜ、その人たちは同じ出来事でもマイナスに感じないのか?
自分にその出来事がめぐってくることには価値があり、出来事の本当の意味を汲みとることで価値が生きてくるとわかっているからです。
出来事の価値を活かす、本当の意味とはたいていが「経験値」です。
「ああ、これはこういうことを自分に教えるための出来事なんだな」と、出来事の良し悪しではなく価値を見いだします。
ここまで考えられて、初めて出来事には意味が発生します。
ですから、苦い経験をしたときには「なぜこの出来事が自分にめぐってきたのか」、今後のプラスになる意味を見いだしてください。
コミュニケーションスキルは勉強すればいい!
コミュニケーションスキルなんて、なんだか漠然としていて苦手だと感じる人はかなり多くいます。
ですが、苦手な人が多いということは、対策方法もたくさん開発されているということ。
書店に行けば、コミュニケーションスキルを解説した本がたくさんありますし、セミナーに行けば実践訓練もできます。
コミュニケーションスキルは学ぶ方法がたくさんあるうえ、人生で役立つ頻度もとても多いお得なスキルです。
使用頻度が高く、当たり前にそばにあるせいで、多くの人は改めて学ぼうという気を起こしません。
誰でも学べるのに、誰も学ばないスキルほど人生では狙い目!
本当に人生で成功している人は特別なことはしていません。みんなができるのに面倒だからやらないことを、改めてきちんとやっているだけです。
コミュニケーションが苦手な自覚があるなら、きちんと学び直す絶好の機会ですよ。
このままニートになるのが嫌なら、助けてくれる人に頼ろう!
ニートになりやすい特徴を持っている人が、今後、挽回していくためには今までと同じ方法ではいけません。
大きく状況を改善するために、1人でがんばる時間を減らすこと!
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