【東大卒・京大卒】高学歴ニートになる原因と理由、社会復帰の方法
「東大卒、京大卒でもニートになるって、どうして?」
日本はいまだに学歴社会の側面が強く、「有名大学に入って高学歴となれば就職にも有利」という風潮が強く残っています。
そんななか、東京大学や京都大学、日本でも有数の大学を出た高学歴者が就職できないというのはどういうことでしょうか。
今回は、東大卒・京大卒のような高学歴ニートになってしまった人の理由と就職に向けた特徴、そこから抜け出すための方法を紹介します。
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高学歴ニートになってしまった人の原因と理由
一般的な大学を卒業後、ニートになってしまう人(大卒ニート)もめずらしくはなくなってきました。
大卒ニートになる人にはいろいろな理由や状況があるのですが、高学歴ニートなった人にも独特の原因や理由があります。
高学歴ニートになってしまった人の状況や理由を並べて見ながら、あなたにも当てはまる原因がないか探してみましょう。
好条件の求人、大企業ばかりを狙いすぎた
高学歴の人の場合、学生時代も真面目な人が多く、新卒時の就職活動にも積極的に参加しています。
ですが、なかには就活時に狙う求人に偏りの目立つことがあります。
たしかに、大企業や初任給25万円以上をもらえるような好条件の求人は、有名大学を卒業した高学歴者であるほど有利になることがあります。
せっかく良い求人に応募できるのですから積極的にチャレンジしていくべきですが、そればかりに偏ると可能性の幅が狭くなってしまいます。
狙った企業に全滅してしまったときになって慌てて中小企業も視野に入れます。
が、これまでの好条件の求人を知っていると魅力がかすんでしまい、とても受けてみたい気持ちにはならずに高学歴ニートになってしまうパターンです。
勉強は得意だけれど、仕事経験がない
高学歴者のなかには、アルバイトなどのちょっとした仕事経験もあまりないという人もいます。
勉学に勤しむためにアルバイトなどをしている時間がなかった、ということもあります。
日本の教育は勉学と仕事を切り離して教えてることが多く、これまでの学生生活から仕事生活へ切り替えることのできない学生は少なくありません。
仕事との接点がうすいと、仕事をしている自分をうまく想像できません。
やりたい仕事が思いつかなかったり、果ては仕事自体を怖いと思ってしまい、就活をうまく進められずに高学歴ニートになるパターンです。
完璧主義で、失敗するのが極端に怖い
高学歴者の多くは、失敗を極端に嫌います。
これまでの人生にも失敗経験は少なく、今回のニート生活が初めての挫折だという人もいるでしょう。
「これ以上、失敗したくない」という気持ちが強く、ちょっとしたことですら失敗を恐れて踏み出せないこともあります。
たとえば、「電話の第一声でうわずったらどうしよう」とか、「面接でのカバンの置き方を間違ったらどうしよう」とか。
完璧さを求めて緊張してしまい、逆に失敗を増やしてしまったり、「うまく振る舞えるようになるまで就活はしない」と動き出せなかったりするパターンです。
高学歴である自負から、学歴の低い人を見下げてしまう
就職活動をしたり、就職をしたりすると、いろんな人に出会います。
高学歴のあなたを評価する面接官のなかにも有名大学卒どころか、高卒や中卒の人だっています。
高学歴者の場合、ビジネスパーソンとしては大先輩にあたる人でも、学歴が低いとなると無意識に低い評価で相手を見てしまうことがあります。
どれだけ敬語がきちんとしても、そうした意識はなんとなく伝わってしまうものです。
面接官:「○○大学なんだ、すごいねえ。私なんて高卒だから」
高学歴:「へえ、そうなんですか(そんなんでも入社できるのかよ)」
面接官:「そうそう(あ、今ちょっと馬鹿にされた気がするな)」
面接官に好印象を与えることができず全滅してしまうものの、自分のどこがいけないのかよくわからないでいるパターンです。
柔軟なコミュニケーションがとれない
就活中に出会うのは面接官だけではありません。同じ就活生や会社内の先輩たちに話を聞く機会もあります。
当然ながら、会う人すべてと馬が合うわけではありませんね。
これまでの生き方や過ごしているコミュニティによっても常識や感覚が違います。
そこで求められるのは、「無難さ」です。「その場のノリ」と言ってもいいかもしれません。
相手が間違ったことを言っていると思っても、それを否定して訂正してあげるのがいつも正しいとは限りません。
普段自分の過ごしている高学歴者のコミュニティと同じ感覚で、そうした場に入ってしまい、溶け込めずにいるというパターンです。
→ 同じ状況から高学歴ニートになった人はこうやって社会復帰した!
高学歴ニートの就職に関する問題点
次に、高学歴ニートになってしまった人が社会復帰を目指して就活を始めたときに起こりやすい問題点について解説します。
すでに就活を始めているものの上手くいかないという高学歴の人は、以下のなかに自分の問題がないか探してみましょう。
しょうもない仕事はしたくない、と選り好みしてしまう
他のニートに比べてプライドが高いのも高学歴ニートの特徴です。
ニートからの再出発だとしても、仕事内容は選びたいと考えます。
仕事を選ぶのは良いことなのですが、選び方に問題があることも。
本来は「あなたに合った仕事」を見つけるべきなのですが、どうしても学歴や世間的なイメージから仕事を選んでしまうことも少なくありません。
シンデレラストーリーじゃないと嫌だ、と思ってしまう
ニートだったことを汚点に感じている高学歴ニートは多いものです。
汚点を塗り直すには、単に社会復帰するだけでなく、誰もがうらやむような好条件で就職しなければいけないと考えてしまいます。
底辺から一変してうらやましい生活へ、いわゆるシンデレラのような劇的展開を望んでしまうのです。
そうなれば、求人に求める条件は高くなり、出会える仕事の幅も狭くなります。
わからないのになかなか聞こうとしない、隠そうとする
高学歴ニートには、仕事経験は浅いのに、プライドは高いという矛盾があります。
仕事を自主的に学んでいくのはとても大切ですが、学んでいく方法すらわからないなら経験者に聞くしかありません。
わからないとは言いたくない、でも失敗はしたくない。自分よりも下に見える人から教えてもらいたくない、という高学歴者の気持ちが「聞く」という行為を邪魔します。
進まないとわかっていることについてやり方を聞くこともできず、あまつさえ、隠してしまう場合もあるようです。
これは就活中、就職後を問わずに見られる傾向です。
できないのは教え方が悪いせいだ、と思ってしまう
高学歴ニートが失敗を恐れることは話しました。
人間はたとえ教えてもらったことでも、経験がなければうまくいかないことはたくさんあります。
その場合は、追加でコツを教えてもらったり、わからなかったことをもう一度聞いたり、練習していくしかありません。
プライドの高い高学歴ニートの場合、初めからうまくいくわけのないことであっても失敗は失敗だと感じます。
そのうえ、失敗は自分の足りなさにあると表面では言っていても、心の底では「教えてきたやつが悪いんだ」と思ってしまう場合もあります。
たしかに、世の中、教え方の上手い人ばかりではありません。誰が聞いたってよくわからない説明をする人もいます。
それならばそれで、自分はどこを教えてほしいのかをピンポイントでたずねたり、より具体的に実践しながら細かく聞くこともできるわけです。
高学歴ニートが社会復帰を成功させるための思考回路!
高学歴ニートが社会復帰を目指すときに覚えておきたい考え方をお話します。
学歴をプライドではなく、単なる道具として扱う!
有名大学を卒業したという経歴は輝かしいもので、自慢に思っていいものです。
ですが、高学歴にであることにあなた自身がとらわれてはいけません。
「高学歴なんだし、これくらいの給料を」
「高学歴で、この仕事はなあ」
「高学歴じゃない人たちの中でやっていけるのかな」
高学歴であることで逆に、「あなた自身の人生」を歩むチャンスを逃しているのなら本末転倒です。
本来、高学歴とはあなたが未来への選択肢を広げるための1つの道具であるはず。
必要だと感じるときに道具箱から出してくる、そんな気軽な感覚を持ってください。
ニート生活を「ゼロから始められる良いチャンス」と考える!
ニートになったことで社会の車輪からは一歩離れることになります。
社会から追い出された気がしてつらくなりますが、同時に世界を新しい目線でとらえることができるようにもなります。
ニート生活になったこともちゃんと意味があって、「一歩下がってあなたの目線で見てごらんなさい」という貴重な機会でもあります。
常識から外れたり、コミュニティから外れることで、あなたがあなたのための人生を選ぶ機会が与えられます。
離れてみて初めて分かることもある、というのはそういうことです。
もちろん、これまでの生きてきた道や経歴を捨てるわけではありません。
あなたが今回のニート生活で手に入れた新しい人生の選択は、これまでのすべての経験の上に成り立つものなのです。
本当の成功者は「教えを乞う」、という姿勢を思い出す!
「教えてほしい」と誰かに頼むのは、なにも知らない未経験者だけではありません。
実は、世界で本当に成功している幸せな成功者というのは、常に自分のわからないことを認めて相手に教えを乞います。
たとえ、相手が新入社員や学生であっても、自分の知らないことを知っている人を尊敬します。
これまで知らなかったことを知るときのワクワク感を大切にしているのです。なにかを知ることができれば、確実に昨日までの自分よりも成長したことにもなります。
また、効率を重視する考えも反映されています。
知っている人が目の前にいるならできるだけの知識を吸収しておく方が、後々自分で学ぶにしても効率がいいのです。
高学歴ニートが社会復帰するための具体的な方法!
最後に、高学歴ニートが社会復帰するときの具体的なアクションについて説明します。
悩むより行動、です。
行動したあとに実際的な問題点を発見して解決へ乗り出す方が効率的です。
まずは、就職コンサルタントに相談しよう!
どんな方法や働き方で社会復帰を果たすにしても、まずは就職コンサルタントに相談することをおすすめします。
就職コンサルタントのなかには、ニートやフリーターの就活をサポートしてくれる専門家もいます。
あなたの求める求人を代わりに探してきてくれたり、選考途中のフォローをしてくれるのですが、まず頼ってほしいのは現状を把握するためです。
あなたの現状はどういう状態にあるのか、就職するときの業界事情はどうなっているのか、社会復帰するにはなにが足りていないのかを冷静に分析してくれます。
足りない部分を指摘されるのは耳に痛いですが、社会復帰を本気で考えるうえでは必要な段階です。
自分がどれだけ焦る必要があるのか、どんな選択肢があるのかを知ることで次の行動が見えてきます。
もちろん、就職コンサルタントは社会復帰までに必要なスキルを身に付けるためのサポートをしてくれます。
以下に、高学歴ニートにおすすめの就職コンサルタントを紹介しておきます。どれも利用はすべて無料です。
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